ナスのさえないイメージを脱却して、注文してみたいメニューへ華麗に変身

夏野菜の定番!なすを地味からお洒落な人気メニューへ

夏野菜はカラフルなものが多い中、「なす料理は地味になりがち」と考えている人も多いのではないでしょうか。
しかし、なすは安価で色合いも良く、使いやすい食材です。
手軽に使えるなすで手間やコストをカットしながら、美味しい人気メニューができれば、お店の利益率アップにもつながります。
地味になりがちななすですが、立体的な料理にしたり、色合いを生かしカラフルな料理にしたりと、少しの工夫でなすのお洒落な人気メニューを作ることができます。この記事では、なすをお洒落に使い、お店の人気メニューに変身させる4つのテクニックを紹介していきます。

なすの魅力は無限大!売れるメニューにするためには肉をプラス

夏野菜の代表格として人気のなすは、飲食店でもよく使われる食材のひとつです。
そのため多くのメニューに使われており、人気レシピもたくさんあります。
実際にどのような人気レシピがあるのかを見ると、肉や出汁の旨味を合わせたメニューの多いことに気づかされます。なすは、合わせた食材の旨味を吸うと美味しさが倍増する野菜なのです。

なすは合わせた食材の旨味を吸う

なすの人気レシピには、ミートソースと合わせたパスタやグラタンのようなボリュームのあるメインになる料理から、出汁を効かせた焼きなすや揚げびたしなどのサイドメニューに適した料理もあります。
なすを使ったパスタで人気なのは、トマトソースとひき肉を使ったボロネーゼです。
とろけるチーズを合わせることで旨味やボリュームがアップします。トマトも旨味成分の多い野菜なので、ひき肉の旨味とともになすに吸わせるところが美味しさのポイントです。

シンプルな焼きなすや揚げびたしは、出汁醤油と合わせたり、たっぷりのかつお節とすりごまを合わせたりと、出汁の味わいを深くするのが人気ポイントです。
和食や洋食、イタリアンまで、さまざまな旨味を組み合わせるヒントがあるので、お店のメニューに積極的に取り入れるのがおすすめです。

なすのレシピを開発するなら、お客様の満足度を上げるものを

なすには多くの人気レシピがありますが、その中から飲食店のメニューに取り入れるにはどのようなレシピが向いているでしょうか。
お店にとってメリットがあるのは、時間や手間がかからず、お客様に喜んでいただけるレシピです。
夏はなすの旬で仕入れ価格も安いので、合わせる食材を工夫すればコストカットも可能です。
コスト面だけで考えるとシンプルな焼きなすが一番でしょう。
しかし、取れる金額がそう高くないことや、お客様の満足度の高さを合わせて考えると、一概に良いとは言えません。

一方、なすを油で揚げて、だしとしょうゆ、みりんを合わせたつゆに浸し、冷やしておくだけでできる揚げびたしは、手間と満足度の面から見ても飲食店に向く人気レシピになりえます。
また、さっと火を通したなすとトマトソースやミートソース、チーズを重ねてオーブンで焼くだけのグラタンは、ボリュームがありメイン料理にもなります。
こちらも、あまり手がこんでいませんが、お客様の満足度が高い一皿になるでしょう。

地味から脱却!なすをお洒落に使うテク1

さまざまな料理に取り入れることができて使いやすいなすですが、色合いやたんぱくな味わいから、地味な食材ととらえられることが多いのではないでしょうか。
そこでおすすめするのが、なすをお洒落に使う方法です。

なすはロールアップで立体的に仕上げる

なすをお洒落にする1つ目の方法は、ロールアップして立体的に見せることです。
なすを薄切りにして、中に具材を入れてくるりと巻き、串で留めれば見た目が良くなり、立体感を持たせることでボリュームもアップします。平面的だと地味になりがちなところを補う工夫です。

この場合、中の具材でおすすめなのが豚肉です。
豚肉はなすとの相性が良く、味も良くなり食べ応えがあります。
スライスしたなすと、薄切りの豚バラ肉やロース肉を重ねて巻くだけと簡単です。
あとは、パン粉と粉チーズをかけてオーブンで焼けば、お洒落なオーブン焼きになります。
なすの中の具材は、他にもいろいろなものが考えられます。
炒めたミンチ肉を固めのホワイトソースでまとめたり、ポテトサラダ、水切りした木綿豆腐、ベーコン、チーズ、サバなどの魚も良いでしょう。
ぜひいろいろな具材をなすの薄切りでロールアップしてみてください。

カラフルな夏野菜を重ねる!なすをお洒落に使うテク2

夏野菜といえば、なす以外にもさまざまな野菜があります。
特にカラフルな野菜が多いのが夏野菜の特徴です。
すぐに思い浮かぶトマトやきゅうり、ピーマン、カボチャなど色とりどりの野菜があります。
その夏野菜の色合いを生かして、なすをお洒落に使いましょう。

スライスしたなすで具をはさみ、高さを出すことで立体的にする

なすはカットの仕方でさまざまな使い方ができます。
他の食材と合わせるなら、スライスするのが一番のおすすめです。
薄切りにして重ねれば、さらにさまざまな具をはさむことができます。
野菜はもちろん肉や魚をはさんで、ミルフィーユ状にすると見た目もボリュームもアップ。立体的に盛ることで華が出てきます。
それぞれの具材を交互にはさんでいくだけなので手間もかからず簡単です。
工夫次第でアレンジができるので、どんどんいろいろな食材を合わせてみましょう。
ミルフィーユ状では串刺しだと抜けてしまいやすいので、串には刺さずに盛り付けます。
小ぶりに作って、れんげに盛り付けたりするのもお洒落に見せるテクニックのひとつです。

旬の夏野菜を重ねてコストダウンも

ぱっと目を引くお洒落なメニューにするなら、なすの薄切りにカラフルな夏野菜をはさみます。
旬の夏野菜は仕入れ価格も安いので、コストカットにもなります。
また仕入れもしやすく、手間なく用意ができるでしょう。
なすとトマトを交互に重ねてオーブンで焼けば、トマトの旨味を吸ってなすの美味しさも増すので、手軽に食欲をそそる料理が完成します。
またズッキーニやカボチャなどとなすを重ねてカラフルに見えるよう並べ、スキレット等で焼けばそのままテーブルに出せるお洒落な一品の完成です。

ココット使いで魅力アップ!なすをお洒落に使うテク3

なすをおいしく食べる方法の一つがオーブンで焼くことです。
特になすを使ったグラタンは人気メニューでもあります。
大きな耐熱皿でグラタンを作るのも良いですが、ぜひココットを使ってみましょう。
可愛らしさもあり、お洒落度合いも増します。

小ぶりのグラタンに仕立てたサイドメニューで可愛さを演出

ココットを使ってこぶりのグラタンにすることで、一人ずつに提供できるようになると、客単価を上げることにもつながります。
また、お客様もココットに入ったグラタンの可愛さに気持ちが上がるでしょう。

例えばなすを使ったグラタンが数種類メニューにあると、お客様がそれぞれ自分好みのグラタンを選ぶことができます。これはなすと合わせる食材やソースを変えるだけで、ミートソースとプチトマト、ホワイトソースとツナ、トマトソースとチキンなど、バリエーションは様々。
その楽しさにより顧客満足度を上げることができ、サイドメニューの注文にもつながるでしょう。
さらに、小さなココットであればあまり場所も取らないため、器を買い足しても大きな場所を取らず、注文が入ってからのオペレーションにもあまり苦労することがありません。
そうすれば手間や時間を省くことができ、よりスムーズに、お客様に目新しいサイドメニューを提供できるでしょう。

なすとひき肉・チーズは相性抜群!

なすといえば肉と相性の良い野菜です。
グラタンにするならば、ぜひひき肉と合わせましょう。
これにチーズを乗せて焼けば最強の美味しいメニューになります。
なすとひき肉、チーズの相性は最高です。ボリュームもあるので、目玉のメインメニューにすることもできます。
この組み合わせのグラタンは大きな耐熱皿を使って、さらにボリューム感を出しても良いかもしれません。
さらにソースを変えれば、バリエーションを増やすことができます。
鉄板の組み合わせはトマトソースです。
他にもホワイトソースと相性が良く、定番のグラタンが楽しめます。

ここで意外におすすめなのが味噌を使ったソースです。
なすやひき肉は味噌と相性が良いので、味わい深いグラタンになります。
味噌とすりごまや、牛乳、マヨネーズなどを合わせたソースにしてみましょう。
また、アボカドとチーズを合わせてみても、お洒落さがよりアップします。
アボカドを焼くことでとろける食感となり、濃厚な味わいとなります。

色使いで魅せる!なすをお洒落に使うテク4

なすの特徴の一つが適度に火を通した時の、鮮やかな紫色です。
ぜひその綺麗ななすの紫色を生かしましょう。
彩りを考えることで、なすを使ったお洒落なメニューを作ることができます。
紫色の反対色、黄色や明るいグリーンを添えると、綺麗な紫色がより引き立ちます。

鮮やかな色を生かしてなすのカプレーゼにする

イタリア料理の定番サラダのカプレーゼは彩りが魅力の料理。
そこになすの鮮やかさを生かせば、おしゃれなカプレーゼ風の一皿が作れます。
組み合わせるのはもちろんカラフルな夏野菜です。
なすは輪切りにして、オリーブオイルを敷き、皮の色が悪くならないようさっと焼きます。
なすと鮮やかで新鮮なトマト、モッツアレラチーズを交互に見た目よく並べていき、上にきれいなグリーンのバジルを乗せれば完成です。
それぞれの食材の鮮やかな色を生かしたなすのカプレーゼは、写真映えも良く、食欲もそそります。

夏野菜でデリのようなお洒落温野菜サラダを演出

なすとさまざまな夏野菜を使って温野菜サラダを作るのもおすすめです。
なすの紫色をきれいに見せるのが、赤・黄色との組み合わせ。
乱切りにしたなすを油で揚げ、さっと炒めたトマトと黄色のパプリカを合わせます。
これで色鮮やかな温野菜サラダになりますね。
なすは懐の深い野菜なので、合わせるドレッシングで、洋風にも和風にも展開できます。
そこにフリル系のレタスをいれ、マリネサラダにすればデパ地下のデリカテッセン風カラフルマリネの完成です。和風の出汁味もよく合います。

なすを油で揚げることで紫色がより鮮やかになり、トマトの赤とパプリカの黄色、さらにフリル系レタスの緑がアクセントとなりお洒落なメニューになります。
前菜にしても良いし、サラダやマリネとしてサイドメニューの一品にすることもできます。
ぜひお店でアレンジしてお客様の反応を見ながら、人気メニューに育てていきましょう。

なすの色を保つにはどうすればいい?手軽な方法を解説!

なすを調理する時に気になるのが、なすの色が悪くなることです。
切り口は黒ずみやすく、加熱し過ぎると皮は茶色くなります。
では、綺麗ななすの紫色はどのように保てばいいのでしょうか。
ここではいくつかの方法を解説します。

なすはアク抜きで鮮やかさを保つ

なすを切ると断面がだんだんと黒ずんできます。
これはなすに含まれているポリフェノールなどが空気に触れることで酸化するからです。
なすのアクは、色を悪くするだけでなく、食べるとえぐみを感じます。
そこで有効なのがアク抜きをすることです。
一般的なアク抜きは、なすを切ったらすぐに水にさらす方法で、ボールなどに貯めた水の中に切り口を下にして5分程度つけます。
他にも塩水につける、なすに軽く塩をまぶして水分をふき取るなどの方法があります。
アク抜きはちょっと手間だと感じるかもしれませんが、なすの綺麗な色を保ち、味も良くなるので、ぜひ行いましょう。
なお、皮ごと焼いて皮をむく焼きなすなどはアク抜きする必要がありません。

なすを色よくする簡単なコツ

なすを色よく調理する一番簡単なコツは油でさっと揚げることです。
さまざまな調理の前に素揚げしておくだけで、鮮やかな紫色を保つことができます。
揚げるのが手間だと感じるようなら、油通しするだけでも違います。

どの方法でも加熱しすぎれば、やはり皮の色が悪くなります。
特に皮の硬いなすは加熱時間が長くなりがちなので、皮に細かく包丁目を入れておくのが良いでしょう。

冷凍の揚げなすで手間とコストをカット!

油で揚げることでなすの色を保つ方法を紹介しましたが、なすを油で揚げるメリットはそれだけではありません。
なすは油で揚げると果肉にとろみがでるため、とてもまろやかでおいしくなります。
ただ注文が入るたびに、なすを油で揚げるところから始めると手間がかかります。
そこでおすすめなのが冷凍の揚げなすです。

冷凍揚げなすのメリットは?

冷凍の揚げなすにはさまざまなメリットがあります。
まず油で揚げる手間が省けることです。
なすは油で揚げると綺麗な色を保てますが、揚げ時間が長くなると逆に色が悪くなります。
そのためには油で揚げている間、つきっきりで様子を見なくてはなりません。
その点、冷凍の揚げなすであれば調理時間を気にすることなく、必要な時にさっと出すだけです。
また冷凍されているので傷む心配がなく、まとめ買いができたり、食品ロスの心配がなかったりと、仕入れのコントロールがしやすいでしょう。
業務用食材仕入れサイトで簡単に仕入れができるのもメリットの一つです。
他の食材と一緒にまとめて注文することができ、価格も安定しています。

冷凍揚げなすで作る時短メニュー

冷凍揚げなすは素揚げされたなすなので、調理しやすいのが特徴です。
自由に味付けができ、さまざまな料理に使えます。
すでに加熱されているものなので、調理に時間がかかりません。
冷凍揚げなすをレンジなどで加熱すれば、簡単に揚げびたしを作ることができます。
ラタトゥイユなどの煮込み料理は、冷凍揚げなすをそのまま入れて煮込むだけ。
パスタに使う時は、軽く炒めてソースと合わせれば、コクのあるパスタソースの完成です。
炒め物も、そのまま他の具材と一緒に炒めるだけなので、手早く作れるだけでなく、温野菜サラダやマリネの調理も時短が可能です。
冷凍揚げなすをストックしておけば、メニューの幅が広がるでしょう。

まとめ

人気の夏野菜であるなすは、ともすれば印象が地味になりがちです。
しかしこの記事で紹介した[なすをお洒落に使うテク]を使えば、個性のあるお洒落ななすのメニューができるでしょう。
なすを立体的な料理にしたり、色合いを生かしたカラフルな料理にしたりと、お洒落になるテクを取り入れるのがおすすめです。

よそのお店にないなす料理を提供できれば、特徴のあるお店として覚えてくれる人も増えるでしょう。
またお洒落ななすの料理が魅力的であれば、料理の単価を上げることもできます。
さらに便利な冷凍揚げなすを使えば、手間もコストもカットすることができ、利益率も上がるでしょう。
ぜひ旬のなすを使って、お店の人気メニューを作ってみてください。
業務用食材仕入れサイト『eSmart』には、人気メニュー作りに役立つ商品があるので検索してみましょう。
良い食材との出会いで、利益の出るメニューがたくさん作れますように。

監修者

アートアンドヘルスケア株式会社 代表取締役 森下浩隆(もりしたひろたか)

アートアンドヘルスケア株式会社

代表取締役 森下もりした浩隆ひろたか-Morishita Hirotaka-

『「いいもの、いい会社」を広める支援することで、世界を一歩前進させる!』という想いで「食品、サプリメント、化粧品等で累計500億の販売してきたノウハウ」を提供しているコンサルタントEC売上4000万を1年半で1億2000万に。【年商3億→年商100億などの実績あり】
集客法、リピート促進法(ファン作り)、また販売のシステム化のアドバイス、実装までを支援してます。